君の名は。を観た。※ネタバレ有り


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君の名は。観てきました。

普段なるべくネタバレせずに如何にして感想を書くかということを考えてブログを書いていますが、今回は内容にある程度言及せずには言いたい事言えないので今回はネタバレ注意ということで…

 

新海誠作品は恐らく全て観ました。それで割りと作品全体的に好きだったので、新作である君の名は。のニュースが流れた時は結構ワクワクしてました。

 

こんだけ宣伝されてて、新海誠を観たことが無いような人とかが最高だった !って言ってるこの新海作品は一体どうなってるんだ、と観る前から戦々恐々。新海誠の映画が当日に行って席が取れないって……(新海監督失礼しまして……

 

ここから感想。↓↓↓

全体としてはストーリー構成や伏線張りとその回収は上手いこと出来てて、良く出来た映画だなと思いました。飽きることは全くありませんでした。

 

でも、う〜んと思ったところは幾つかあって……

まず三葉と瀧の関係性。2人が入れ替わる日を重ねるごとにお互いを認識していきます。実際には会ったことないのに、お互いの事を知っている。

と、ここまでは良いとして、次に思ったのは

「お前ら好き同士なんかい」

会ってみたいという気持ちになるのは分かるんです。でも、もうちょっとお互い気持ちが通じ合っていく感じとか、それぞれの感情の移ろいとか、描写があっても良かったのかなと思いました。

でも、多くの人が最高良かったって言ってるってことは違和感無いってことなんでしょうか……

でもでも、秒速言の葉ではもっと登場人物の感情が細かく描かれてたような…

 

そして、ラストのシーン。

ストーリーが進めど、2人が面と向かう ことはありません。時間的な空間的なすれ違いというか、やっぱりフィクションだからこそ書けるものってあるよなって思いました。近いはずなのに遠い、遠いはずなのに近い。切ないです。

このまま会えないままラストに引っ張って、最後2人は邂逅を果たします。

 

「出会っちゃうんかい」

 

微妙なすれ違いを繰り返し、2人はお互いの事を知ってるはずなのに思い出せない。

こういう切ないまま、2人は遂に出会えなかったけど、でもお互いの事を知っている……そんな感じで終わってくれるかなと、

 

 

RADの曲ガン推しもまぁ良し悪しだと思いました。

特にファンじゃない人からすると、急に現実に引き戻されるような感覚になりました。OPとEDくらいでも良かった気がします。

 

文句ばっかみたいになっちゃいましたけど、観てるぶんには全く飽き無いし、面白かったです。終盤にカップルがイチャつきたくなるのも分かるね、

でも多少違和感がありましたよって話。

 

何か絶賛絶賛で売れに売れてるから、こういう感想も少しくらいあっても良いんじゃないでしょうか。